
こんにちは、海外駐在オヤジです。
私はこれまで3回転職活動をしています。うち1回は未遂。
それぞれ30歳、35歳、45歳の時です。
転職時には、転職サイトや転職エージェントを活用してきました。
世の中には多数の転職サイトや転職エージェントが存在します。
それぞれに強みや特長があり、掲載されている求人も同じではありません。
この記事では、私が実際に登録して使ってみたことがある中から、本当におすすめできる転職サイトと転職エージェントを紹介します。
- 転職サイトと転職エージェントの違い
- 私が使っていた転職サイトと転職エージェント
- 現在の転職活動はエージェント経由がおすすめ
転職サイトと転職エージェントの違い
転職サイトとは、求人が検索できるサイトのことを言います。
自分で求人を検索し、良さそうな企業があれば応募して書類を送付し、面接の日程を決めて面接に臨む。年収交渉などもすべて自分で行います。
一方、転職エージェントとは、キャリアコンサルタントとかヘッドハンターと呼ばれる人が、転職活動を全面的に支援してくれるサービスです。自分に合っていそうな求人を紹介してくれたり、企業への応募や面談日時の調整、年収交渉などもやってくれます。
整理すると以下のような違いです。
転職サイト | 転職エージェント | |
---|---|---|
求人 | 自分で探す | エージェントが 探してくれる |
応募書類 | すべて自分で作成 | 添削やアドバイス をくれる |
企業への応募 | 自分で行う | 代行してくれる |
面接の調整 | 自分で行う | 代行してくれる |
条件交渉 | 自分で行う | 代行してくれる |
スカウト | なし | あり |
サイト上の求人 | 全部公開 | 非公開あり |
なお、最近は転職サイトであってもエージェントサービスや応募書類の添削サービスなどがあったりします。どのサイトも日々サービス向上に努めており、年々その違いがなくなりつつあります。
エージェント、キャリアコンサルタントについて
転職エージェントサイトの中にもいくつかパターンがあります。
自社でエージェントやキャリアコンサルタントを抱えている場合と、外部のエージェントと提携している場合。いずれの場合であっても、エージェントがあなたに合った求人を紹介してくれるのは同じです。
外部のエージェントの場合、フリーランス、あるいは独立して少人数でやっているエージェントに出会うことがあります。こういうエージェントは得てして業界出身者だったりして、特定の企業に非常に太いパイプを持っていたりすることがあります。
転職エージェントの掲載求人について
注意が必要なのが、転職エージェントのサイトは非公開求人が多いということです。
サイト上で求人検索できますが、全てが表示されるわけではありません。転職エージェントが独自に持っている求人もあり、サイトによっては20~30%程度しか求人を公開していないところもあります。
サイトであまり良い求人が無いからと言ってあきらめてしまうのは損です。まずは転職エージェントに会ってみて、しっかり話をした上で良い求人を引き出してください。
スカウトについて
スカウトサービスのあるサイトもあります。
これは、サイトに予め職務経歴等のレジュメを登録しておくことで、マッチした求人先の方から応募者に面談のオファーが入るものです。
スカウトは、企業の人事担当から直接入る場合と、エージェントから入る場合があります。
企業の人事担当から直接スカウトの連絡があった場合は、書類選考をパスしていきなり面談からスタートします。
エージェントからのスカウト連絡の場合、具体的な求人案内がある場合もありますが、ほとんどの場合はまずエージェントと面談してから、応募者にマッチした求人をいくつか紹介してもらう流れになります。
応募までの流れについて
転職サイトは原則自分ですべて行います。求人を見つけ、応募し、書類を提出。書類審査に通れば日程の調整をし、面談に進む、という流れです。
転職エージェントの場合はまずエージェントと面談をするところから始まります。応募者の経歴やスキル、希望等を把握した上で、マッチする求人を提案してくれます。
エージェントの場合は、候補先の条件などが決めきれていない場合であっても、しっかり話を聞いた上でキャリアのアドバイスをくれたりします。悩むところがある場合にはまず転職エージェントに会ってみるのもおすすめです。
転職に迷っている状態でエージェントに会うのはアリか
アリです。全く問題ありません。
エージェントは、あなたの現状や不満点、将来のキャリアプランなどをヒアリングした上で、あなたのキャリア形成に役立つアドバイスをくれます。もちろん転職エージェントにとってはあなたは大事な商品となり得ますが、いますぐ転職を希望していないとしても、まったくの冷やかし出ない限りはきちんと対応してくれます。
逆に、相談することで転職に踏み切れたという人も数多くいますので、百戦錬磨のエージェント、キャリアコンサルタントに相談してみるというのは私個人的にはとてもおすすめします。
登録必須の転職サイト、転職エージェント 4選

最初に、登録必須と言えるサイトです。
以下4サイトが、特におすすめできるところです。
リクルート・ダイレクトスカウトはリクルート社が運営する転職エージェントです。少し前まではCAREER CARVERという名前でした。エージェント系サイトでとても質が良い。原則、ヘッドハンターからの求人紹介ですが、良いヘッドハンターに巡り合えればじっくりと求人を紹介してもらえます。
JACリクルートメントは、外資系企業や日系グローバル企業への転職を考えている方にとてもおすすめです。というのも、私は採用企業側としてJACリクルートメントを使ったことがあるのですが、JACリクルートメント内の各国の拠点と連携して動き、非常に良い人材を採用するとができました。JACリクルートメントのグローバルネットワークはすごいので、日本にいながら海外勤務の求人を探すこともできます。
doda(デューダ)は転職サイトです。求人掲載件数がとても多いですし、エージェントサービス、スカウトサービスも備えています。困ったらとりあえずdodaに登録して募集求人を眺めてみると良いでしょう。
パソナキャリアは求人の幅が広く、年代も20代中盤から40代後半まで、また多様な業界の豊富な求人を取り扱います。地方求人も多数あります。また、自社で転職コンサルタントを有しており、高いレベルでのサービスを提供してくれます。
登録しておくべき転職サイトと転職エージェント
ここからは、私が実際に登録して使ったことがある転職サイト、転職エージェントのうち、本当におすすめできるものを紹介します。
いずれも、登録から企業との面談、エージェントサービスの利用など、すべて無料で利用できますので、とりあえず登録しておいて損は無いと思います。
タイプ: 転職サイト、転職エージェント
求人検索: 公式サイト上で求人検索が可能かどうか
エージェントサービス: エージェントによる様々なサポートサービスがあるか
スカウトサービス: 職務経歴書等を登録しておくことでスカウトが来るか
おすすめ転職サイト
リクナビNEXT

公式サイト:https://next.rikunabi.com/
タイプ | 求人検索 | エージェント サービス | スカウト サービス |
---|---|---|---|
転職サイト | ○ | ✕ | ○ |
リクナビNEXTはリクルート社が運営する転職サイトです。
求人数No.1を誇る業界最大手で、とにかく求人数が多い。求人の動向や同種の求人の条件比較などもできますし、活用価値があります。

求人数が多くて正直見きれないな、という方には、スカウトサービスもあります。
条件を登録しておくと、マッチした求人が送られてきます。スカウトサービスで送られてくる求人情報には非公開求人も含まれますので、一度会員登録して試してみることをおすすめします。
doda(デューダ)

公式サイト:https://doda.jp/
タイプ | 求人検索 | エージェント サービス | スカウト サービス |
---|---|---|---|
転職サイト | ○ | ○ | ○ |
言わずと知れた大手転職サイト、doda(デューダ)です。
運営会社はパーソナルキャリア社です。
転職サイトとして長い歴史を持っており、とにかく求人の量が多く、業種や職種の幅も広いです。

特徴的なのが各種ツールの充実。
公式サイト上で利用できる「人気企業300社の合格診断」は一度試してみる価値があります。他にも、年収査定、転職タイプ診断、レジュメビルダーなど、便利で役に立つツールがたくさんあります。
dodaは転職サイトにカテゴリーされますが、転職エージェントサービスやスカウトサービスも提供しています。求人数が多くて検索しきれない、忙しくて時間が無いので効率的に転職活動を進めたい方は、併用すると良いです。
パソナキャリア

公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
タイプ | 求人検索 | エージェント サービス | スカウト サービス |
---|---|---|---|
転職サイト | ○ | ○ | ○ |
パソナキャリアは20代中盤から40代後半まで、また幅広い業界の豊富な求人を取り扱う転職サイトです。地方求人も多数あります。転職サイトでありながらエージェントサービス、スカウトサービスもあります。

エージェントサービスはパソナ社に所属する転職コンサルタントにより行われてます。
業界ごとに専門の転職コンサルタントがいて、高いレベルでのサービスを提供してくれます。転職コンサルタントを公式サイト上で検索し、こちらから相談を申し込むことも可能です。
ここも、登録しておいて損はないサイトです。
ビズリーチ

公式サイト:https://www.bizreach.jp/
タイプ | 求人検索 | エージェント サービス | スカウト サービス |
---|---|---|---|
転職サイト | ○ | ○(外部) | ○ |
会員数8万名以上、登録ヘッドハンター500名以上の、日本最大級のハイクラス転職サイト「ビズリーチ」。
取り扱い求人は20代~50代と幅広く、また年収3000万円、4000万円を超えるような超ハイクラス案件も取り扱います。私もビズリーチ経由の転職活動で内定をもらいました。
ビズリーチは転職サイトのカテゴリに入りますが、基本はヘッドハンターを通じての転職活動になります。ビズリーチのヘッドハンターは提携している外部のヘッドハンターで、サイトには公開していない独自の案件を持っているケースが多いです。気になる求人があったらまず応募してみて、ヘッドハンターとの面会後に色々な案件を紹介してくれます。

ビズリーチでのポイントは、職務経歴書。いかに魅力的な職務経歴書を登録できるかで、スカウトの量も質も大きく変わってきます。公式サイト上で職務経歴書の書き方を丁寧に解説しており、とても参考になります。
おすすめの転職エージェント
リクルートダイレクトスカウト(旧CAREER CARVER)

公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/
タイプ | 求人検索 | エージェント サービス | スカウト サービス |
---|---|---|---|
転職エージェント | ○(一部) | ○(外部) | ○ |
リクルートダイレクトスカウト(旧CAREER CARVER/キャリアカーバー)はリクルート社が運営するハイクラス専門の転職エージェントです。私もリクルートダイレクトスカウト経由で内定をもらいました。

リクルートダイレクトスカウトでは職務経歴書を登録しておくと、あなたの希望条件にマッチしたスカウトメールが届きます。
スカウトは企業の採用担当から直接入る場合もありますが、殆どはリクルートダイレクトスカウトが提携する外部のヘッドハンターからのスカウトです。
ヘッドハンターからスカウトメールが届いたということは、ヘッドハンターがあなたに興味を持っているということ。まず話してみて、いくつか求人を紹介してもらうと良いです。
JACリクルートメント

公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
タイプ | 求人検索 | エージェント サービス | スカウト サービス |
---|---|---|---|
転職エージェント | ○(一部) | ○ | ○ |
JACリクルートメントは、管理・専門職、ミドル・ハイクラス向けの年収層に特化した転職エージェントです。
世界中に拠点を持っており、外資系企業や日系グローバル企業への転職に強みがあります。日本国内にも複数の拠点を持っていて、意外なのですが実は地方の転職にもそこそこ強いです。
JACはグローバルで1000名以上の自社コンサルタントを抱えています。世界中の拠点で連携して動いてくれますので、日本にいながら現地採用の求人を探すこともできます。

JACリクルートメントは多くのハイクラス求人を取り扱いますが、年収600~800万円程度の案件も多数ありますので、会員登録して一度コンサルタントに相談してみると良いと思います。
エンワールド

公式サイト:https://www.enworld.com/
タイプ | 求人検索 | エージェント サービス | スカウト サービス |
---|---|---|---|
転職エージェント | ○(一部) | ○ | ✕ |
エンワールドはエンワールド・ジャパンが運営する転職エージェントです。1999年に設立され、日本以外にも拠点を持っています。
エンワールドの最大の特徴は、グローバル案件への強み。大手外資系企業や日系グローバル企業の求人を多く扱います。求人の幅も20代から50代までと幅広くあります。

外資系企業、日系グローバル企業への転職をお考えの方は登録必須です。まずは無料の面談サービスを利用し、案件の傾向などを聞いてみると良いでしょう。
リクルートエージェント

公式サイト:https://www.r-agent.com/
タイプ | 求人検索 | エージェント サービス | スカウト サービス |
---|---|---|---|
転職エージェント | ○(一部) | ○ | ✕ |
リクルートエージェントは、リクルートが運営する転職エージェントサービスです。リクナビNEXTがWebでの検索がメインの転職サイトなのに対して、リクルートエージェントは自社で有するエージェントを通じての転職活動が基本となります。
リクルートエージェントの特徴は、豊富な求人数。常に10万件以上の非公開案件を持ち、業界に特化したエージェントが適切な転職活動をアドバイスしてくれます。応募書類の添削や面接対策、企業への推薦状や年収交渉など、百戦錬磨のエージェントがチームで対応してくれます。

リクルートエージェントは公式サイト上で「職務経歴書エディター」を提供しています。
これがとても便利。
30代、40代の転職は書類選考の通過が最大の難関ですが、リクルートエージェントは業種や職種別、また応募者の経歴のタイプにより、職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれます。会員登録すると使えます。これは試してみる価値があります。
今の転職はエージェントを使うのがもっとも効果的
現在の転職では、転職エージェントを使って活動するのが最も効果的です。
面倒な交渉はすべてエージェントがやってくれますし、効率的に活動ができます。
もちろん、特定の企業への転職を狙っている場合は転職サイトや企業のホームページから直接申し込むこともできますが、百戦錬磨のエージェントから応募種類のアドバイスをもらったり、推薦状を添えてエントリーしてもらった方が合格の確率はぐっと上がります。
エージェントサービスの良いところは、進路を決めきれていない状態でも相談できることです。
エージェントによっては、今はまだ転職するタイミングではないとはっきりアドバイスをくれることがあります。さらに、2~3年後に、そろそろどうですかと、求人情報を案内してくれることもあります。
転職は縁と言いますが、まずはこのような良いエージェントに巡り合うことが転職活動を成功させるひとつの秘訣になるでしょう。
いずれのサイトも登録無料で相談できますので、ためらわずに登録しどんどん相談してみたら良いと思います。