
こんにちは、海外駐在オヤジです。
現代ではあらゆるもの、サービスがITの技術を活用しており、それを支えるエンジニアは将来にわたりとても有望な職種です。
ひとくちにITと言ってもさまざまな職種があり、領域により採用している技術もまったく違ってきます。
技術の進化に合わせて勉強し続ける必要がありますが、逆に言えば多様なキャリアパス、スキルセットが描ける、非常に将来性のある業界と言えます。
- IT系の中でもどんなスキル、職種が特に有望なのだろうか
- IT系へは未経験でも転職可能か
- IT企業ではなく事業会社のIT職はどうなんだろう
この記事では、このような疑問をお持ちの方に、IT業界での転職事情や、IT業界への転職におすすめの転職サイト、転職エージェントについて説明していきます。
DXによるIT人材不足が深刻化
経済産業省が2021年に立ち上げた「デジタル時代の人材政策に関する検討会」のレポートが大変興味深いです。
IT人材不足は、DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むにつれてますます深刻化します。
DXとは、従来手作業で行っていたものをITの力で実現、課題解決するものです。企業活動や生活面など、あらゆるところにデジタル化の波が押し寄せています。
つまり、現時点でもすでにIT人材が枯渇しているのに、今後DXが進んでいくとさらに人材不足が進んでいくことが容易に想像できます。
IT人材の報酬が高額化の傾向
いま、IT業界での転職は完全に売り手市場です。
企業は優秀なIT人材を確保しようと、高い報酬条件を提示します。
画像は経済産業省のレポートの抜粋ですが、以下のような領域は特に報酬が高額化しています。求人数も増加傾向にあります。
- ブロックチェーン
- AI、ML(機械学習)
- IoT、M2M(マシンツーマシン)
- 自動運転
- フィンテック
- サイバーセキュリティ
- ロボット、ロボティクス
- AR、VR、仮想現実
- データサイエンティスト
- データアナリスト
- ビッグデータ
- 情報セキュリティ
- 画像処理 など

世界的に見てもIT人材は枯渇
私は現在海外に住んでいますが、世界的に見てもIT人材は枯渇しています。
どの企業もDXに取り組んでおり、IT業界のみならず、一般企業でもIT人材を常に募集しています。IT業界から事業会社のIT部門に転職する人も非常に多いです。
実は、同じIT人材でも日本は世界に比べて報酬がとても低い。
画像は同様に経済産業省のレポートからの抜粋ですが、同じIT人材を米国企業と比較すると、ざっくり、日本人は米国の半分~3分の1の報酬です。
こうなってくると、日本人の優秀なIT人材は、海外に出ていき仕事をするという選択肢がますます現実的になってくるかもしれません。

IT業界の職種はエンジニアだけではない
これまで、IT業界の職種といえば、SE、プログラマといったエンジニアが主流でした。
もちろんこれからも中心は変わりませんが、これからはさらに、
- テクノロジー × テクノロジー
- ビジネス × テクノロジー
の応用が広がると言われています。
前述の職種で言うと、たとえばARやIoTは、実はそれほど目新しい技術ではなく、これまでの技術の組み合わせで成り立っています。(たとえば、センサー+ネットワーク、など)
またブロックチェーンに関しては、それ自身が革新的なテクノロジーではありますが、それをビジネスに応用してこそ成り立ちます。(例えば、送金業務+ブロックチェーン、など)
現在IT業界に身を置いている方で、自分の持つスキルが古いのではと心配されている方もいらっしゃるでしょう。
しかしこのように、自身のこれまでのスキルをベースとしつつも、他のスキルやビジネスノウハウとの組み合わせにより新たなキャリアが広がる可能性があります。
また、これまでIT業界にいなかった方も、ビジネス領域からのアプローチでDXを実現してくようなポジションでの活躍が期待されます。ビジネスを知らないとDXは実現できません。なぜなら、ビジネスを熟知しているからこそ、課題の本質が見えるからです。それをテクノロジの力で解決する。実際、そのような求人が最近はとても多いです。
未経験でもIT業界に転職可能か
可能です。
特に20代の若い方であれば、未経験者であっても、求人が豊富にあります。
30代、40代であれば、これまでのスキルを活かすような求人を探してみましょう。DX推進というキーワードで、異業種からの転職歓迎なポジションを見つけることがきます。
IT企業か、ユーザー企業か
IT業界への転職は、何もIT企業だけが対象ではありません。
最近では、ユーザー企業(いわゆる事業会社)が、自社でIT人材を確保しようと積極的に募集しています。業種もさまざまで、金融、貿易、製造、建設、商社、等々、あらゆる業種、業界で優秀なIT人材を確保しようと、獲得競争になっています。
IT業界への転職を狙っている人は、IT企業だけでなく、ユーザー企業の求人もチェックしてみましょう。あなたの経歴やスキルが活かせる求人が眠っているかもしれません。
IT業界への転職におすすめの転職サイト、転職エージェント
IT業界への転職は、IT系に強い転職サイト、転職エージェントを活用することをおすすめします。
IT業界の求人は、職種やスキルセットで非常に多岐にわたります。IT業界に強いエージェントであれば、あなたのこれまでのキャリアやスキルセットを考慮し、適切なアドバイスをくれます。
IT求人ナビ 転職

公式サイト:https://it-kyujin.jp/career/
IT求人ナビは、IT系に特化したエージェント型の転職サービスです。
IT業界を専門とし13年以上運営していることから、多くの優良企業の求人を取り扱っています。また、IT業界や技術に精通した専任のアドバイザーが、キャリアの相談から、求人の紹介、条件交渉などトータルな転職サポートを提供してくれます。
無料でキャリア相談ができますので、まずは登録して気軽に相談してみると良いです。
レバテックキャリア

公式サイト:https://career.levtech.jp/
レバテックキャリアは、ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1に選ばれたこともある、ITエンジニア経験者専門の転職エージェントです。
保有求人数7000件以上のうち、8割以上が年収600万円以上のハイクラス求人。求人の幅も、20代後半から40代前半と、幅広く揃えています。
年収アップ率も60%以上と非常に高いですので、ITエンジニア、Webエンジニアの方は、登録しておくべきサイトの一つです。
マイナビ クリエイター

公式サイト:https://mynavi-creator.jp/
マイナビクリエイターは、IT系のうちWeb職、ゲーム業界に特化した転職支援サービスです。
WebデザイナーやWebエンジニア、ゲームエンジニアも一定のニーズがあり、マイナビクリエイターはそういったIT系クリエイティブ職の求人を多く取り扱っています。
ターゲットは20代、30代。Web系、エンターテイメント系のIT業界も非常に活況ですので、クリエイティブ職の経験がある方は、一度キャリアアドバイザーに相談してみてはどうでしょうか。
Tech Stars Agent

公式サイト:https://techstars.jp/
Tech Stars Agentは、IT、Web、ゲーム業界に特化した転職エージェントです。
キャリアコンサルタントは全員業界経験者で、IT系の転職について適切なアドバイスをしてくれます。
求人も多く取り扱っており、エンジニア職であればIT企業だけでなくユーザー企業の社内SE職、ITやWeb系であれば、エンジニアやプログラマーだけでなく、WebデザイナーやUI/UXデザイナーなどのクリエイティブ職も取り扱います。
非公開、独占求人も多く取り扱ってますので、一度相談してみてください。もちろん相談は無料です。
転職ドラフト

公式サイト:https://job-draft.jp/
転職ドラフトはとてもユニークな転職サービスです。
審査を通過した企業のみが参加しており、応募者にスカウトを送ることができます。
定型文での一括スカウト送信を禁止していますので、本当にあなたに興味を持った企業からの求人のみが届きます。年収アップ率93.8%、平均年収アップ額126万円と、圧倒的な年収UPを実現しています。
面白いのが、現年収を非公開で応募できること。参加企業はあくまでの応募者の経歴やスキルセットだけでオファー金額を決定します。現年収のバイアスがありませんので、びっくりするぐらいの好条件を提示される例もあります。
対象は20代から40代まで。但し、最低1年のIT業界経験、もしくは同等のスキルが必要とのこと。自分の市場価値を知ることができますので、ぜひ登録してみてください。
IT未経験者に特化した転職サービス
異業種からIT業界への転職にチャレンジしたい方向けの転職サービスです。
研修やプログラミングスクールなど、各社独自のサービスを提供しています。もちろん未経験者OKの求人ばかりを取り扱っています。
未経験者OKの求人はどうしても20代の若手限定が多くなりますが、自身のキャリアパスが広がりますので、是非いちどチェックしてみてください。
IT求人ナビ 未経験者

公式サイト:https://it-kyujin.jp/2nd/
IT求人ナビ 未経験者は、IT系、Web系に特化し、かつIT未経験者や第二新卒者を対象とした転職エージェントです。
前述のIT求人ナビと同じ運営で、IT業界を専門とするアドバイザーが転職支援をしてくれます。
特徴的なのは、未経験者歓迎の求人を多く持っていること。
未経験者歓迎の求人は、入社後の研修や教育プログラムが充実しており、未経験者であってもIT業界への転職が可能です。20代の方、IT未経験の方、異業種からのチャレンジの方は一度相談してみると良いです。
ウズキャリIT

公式サイト:https://daini2.co.jp/it-service-introduction/
ウズキャリITは、ITエンジニアを目指す20代の未経験者に特化したIT転職サポートです。
既卒・第二新卒・フリーター・ニートの内定率83%以上、定着率は93%以上といずれも高く、IT未経験者に寄り添った丁寧な転職サポートが強みです。また、YouTubeや演習問題などの学習教材を多く提供しており、基礎レベルの学習が可能です。
面白いのが、ブラック企業を徹底排除していること。
離職率や労働時間等の厳しい基準で企業を審査しており、またすべての企業を訪問して実際に確認しています。定着率が高いのも納得できますね。
未公開求人も多いので、まずは登録して無料相談をしてみましょう。
GEEK JOB

公式サイト:https://camp.geekjob.jp/
GEEK JOB(ギークジョブ)は、大変ユニークな転職サービスです。20代の未経験者を対象とした、ITスクール+転職エージェントです。
しかも、スクールも含めて完全無料。人を育てて、転職を成功させることで、契約企業から成功報酬を得ています。
登録すると、完全オンラインのスクールの受講と並行して、転職サービスがすぐに受けられます。
履歴書や職務経歴書の添削、面談の練習など、未経験者採用を知り尽くした転職メンターのアドバイスのもと進めていきます。プログラミング・インフラ学習と並行して進めていくことで、最短での就職を実現していきます。
完全無料ですので、まずはカウンセリングを受けてみてはどうでしょうか。
Programmer College

公式サイト:https://programmercollege.jp/
Programmer College(プログラマカレッジ)は、未経験から正社員のITエンジニアとして働きたい方向けの転職サービスです。
30歳までの方を対象に、2~3ヶ月の研修期間を経て、提携先3500社以上の中から厳選された企業に合格できるよう、あなたの転職をサポートします。
1人ひとりの応募者に専任のアドバイザリーが付き、親身になって転職をサポートしてくれます。結果として『96.2%』もの高い就職率を誇っています。
こちらも、スクールの受講も含めて完全無料になっていますので、一度話を聞いてみると良いと思います。
IT系への転職 まとめ
IT系の転職は今がチャンスです。完全に売り手市場です。
IT企業だけでなく、一般企業もIT人材を募集しています。
若い方なら未経験者でもチャレンジできますので、是非ご自身のキャリアを幅を広げるため、チャレンジしてみてください。